どくとる・めも

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【PC周辺機器】トラックボール付きキーボードを買ってみた【日記】

まえがき

大変長いこと更新を怠ってしまいすみませんでした。

転居に伴って自分の身の回りのことで精いっぱいなうえに、学位論文や投稿論文や実験などが重なって中々筆を執る気になれず。

ですが休んでいる間にもコンスタントにアクセスいただいていたようで、大変ありがたい限りです。

能書きはこれくらいにして、表題の通りトラックボール付きキーボードを買ったのでそのレビューを。

購入経緯

結論から言うと「ノートPC本体のキーボードをたたきたくないから」「なんとなく変な買い物をしてみたかったから」これに尽きますね。

今までにも何回か言っているのですが、私にとってノートPCのグレア液晶は親の仇。まじでこの世から跡形もなく消失してくれ

とにかく反射と映り込みがひどすぎるのだ。あんな画面でまともに文書作成なんてできようはずもない。

なので基本的にはノートPC本体のディスプレイではなく、外付けのノングレアを見ながら仕事しています。現在はDELLのやつ使ってます(下記リンク参照)。私にとっては初の27型だったので、開封当初はそのサイズにいたく感動しましたが、今ではすっかり慣れてしまいました。

biccamera.rakuten.co.jp

本体の液晶を見ない以上、もはやPC本体はデスクスペースを占有する邪魔者でしかないので、どこか隅に追いやっておいて、外付けのキーボードとマウスで操作するということをしてるんですね。ノートPC本体のキーボードを叩いて寿命を消耗させるということをしたくないというのもありますが。

2年ほど前に買ったMacBookとかはBlueToothキーボードで操作しています。logicoolのK380K(下記リンク参照)です。デプスが浅いのが少し個人的には寂しいのですが、本体がとてもスリムかつコンパクトなのでMacBookと一緒にケースに入れて携帯するには最高。

でも6年前に買ったFujitsu LIFEBOOKはもうどうでもいいのでふつうに本体のキーボード叩いてます。だいぶ前にTabキー外れました。

www.logicool.co.jp

それでいて作業するときには、椅子の背もたれにちゃんと背中を預けたい、かつ画面からある程度目を離して作業したいんですよ。ところが、それをしようとすると、キーボードとマウスに向かって腕をピンと伸ばさないといけなくなる。PC類を置くデスクとは別に、手元にいい感じの高さのテーブルでもあればいいんでしょうが、なかなかそういうわけにもいかない。自分の膝に乗せればいいのかもしれないが、キーボードとマウスを同時に膝に乗せるのは難しすぎるしアホっぽい。

じゃあもう、「キーボードとマウスが一体化したものを買ってしまえばいいのでは?」という発想が出てくるわけですね。それを膝に乗せてしまえと。それで、表題のトラックボール付きキーボードなわけです。デプスが深いものをガチャガチャ叩きたいというのもありますし。

長々と購入経緯を書きましたが、まぁいつものように周辺機器への物欲を止められなかっただけ、というのも事実。いとわろし。

商品紹介

それで今回購入したのはPerixx製のPERIBOARD 522。なにを購入するか相当迷いました。サンワサプライも類似品を出しているのですが、密林のレビューをいろいろ見てると、変にケチっても仕方ないかなと思い、高価格帯の本品を買おうと決心した次第です。

www.amazon.co.jp

じゃあ、実際に現物を見て見ましょうかね。


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もうパッケージからして変態臭がすごい。一際目を引くのは手前の巨大トラックボールと、燦然と輝くドイツ国旗。麗しのMade In Germany(デュッセルドルフで作ってるっぽいです)。ソーセージ食いたくなってくるな。

そして開封


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新しく買ったものを開封するときと言うのは、何とも言えない高揚感があるものです。

添付の説明書によると横幅474 mmに対して縦が169 mm。やはり一般的なキーボードと比べると大型の部類に入るでしょうね。

それと、頭からちょろんと伸びてるコードからわかるように、本品は有線接続です。ケーブル長は1.8 m。あまり優先キーボードのケーブル長に着目したことが長いので長いのか短いのかよくわかりませんが、少なくとも短すぎるということはないでしょう。個人的には十分です。

さて、見るとわかるように本品はUS配列のキーボードです。なのでJIS配列と比較すると記号の位置が違ったり、Enterキーが小さかったりします。JIS配列のキーボードしか使ってない人には、少し慣れが必要ですね。

ただ、JIS配列のキーボードって表面に印刷されてるひらがながどうしてもやぼったいというか、はっきりいってダサいんですよね。なので利便性よりもビジュアル重視でUS配列、という私のような考えを持つ人もちょこちょこいるんじゃないかなと。

んで、肝心かなめのトラックボール。ざっくりとした目測で、直径70-80 mm程度かな。こいつをコロコロ転がすと、マウスカーソルも動くというわけですね。

ただ、ちょっと残念なことにカーソルのスピードは調節不可能なようです。説明書にはそれに関連する記述が見当たりませんでした。でもそんなにビュンビュン動くわけでもないので、まぁ自分としては問題なし。

カーソルの操作精度については、これは個人の技術に大きく左右されそうな感じもあるけど、やっぱり一般的な光学式マウスに比べると一段劣る印象は否めないですかね。ただ私は以前からエルゴマウスでトラックボールを転がしてたので、まぁ問題なく使えてます。人差し指だけで操作するよりも、中指や親指も添えて操作した方が精密に動かせる感じがする。

トラックボール下部についてるのは、いたって一般的な左右クリックボタンとホイールなので、特筆事項は無し。ただ、トラックボールとボタンの配置があまりにも窮屈。人差し指と中指でボールを転がしながら、親指で左クリック、薬指で右クリックみたいな感じですかね? 未だ正解は分からず。

それと、このマウス部分があるせいで、キーボード部分がかなり左に偏っているような印象を受けます。スターティングポジションに指を置く癖がついてる人にとっては大した問題じゃないかもしれない(実際私もそこまで苦にはしていない)けど。

ただ、Enterまわりのキー配列に少し違和感があって、これには未だになれていないですね。正直ブラインドタッチがしにくい。まぁ、これはこのキーボードに限った問題ではないのでしょうが...

実際見てみましょうか。ふつうは上下左右の矢印と、ページスクロール系のキーは右の方に分割された状態で置かれていますが、こいつの場合は一体化しているんですよ。なのでHomeとかPageUpとかが、キーボードの最右列に配置されている。

特に邪悪なのはBackSpaceの右にHomeがあること。これのせいで、誤字を修正したいだけなのにカーソルが吹き飛んでしまうという事態が頻発する。

PageUpとPageDownはよく使うけど、正直Homeは使う場面がそんなにないから、無効化してしまいたいところですね。KeySwapとかKarabinerとか使って、HomeもBackSpace扱いにしてやればいいんじゃないかな。まだ試してはいませんが...

あと、打鍵音はかなりうるさめです。Win 95とかそういう時代に一般的だったキーボードを思いおこしていただければ。

自室で使う分には全然気にならない(むしろ好き)ですが、オフィス等で使うと顰蹙を買うかもしれません。尤も、オフィスでこんなもんを平気な顔して使った暁には同僚から変態扱いされるリスクの方が大きいと予想されます。

ちなみにバックライトとUSBポートが2つついている別製品もあります。USBポートはまだしもバックライトはいらんだろ...

なんでゲーミング関連のデバイスってあんなに光りたがるんですかね? 単に電力食ってるだけでなにもいいことない気がするんだが。

総評

いろんな意味で一般的なキーボードとは大きく異なっているので、習熟するには慣れが必要なのは間違いないかと。さっきも書いたように、KeySwapみたいなソフトウェアも併用すれば、より確実でしょうね。

ただ、本来の目的である膝に乗せて操作という点では全く問題なし。よって、大満足。

当たり前ですがPCを操作するにはキーボードが必要不可欠なわけで、ここに資金を投入するのは仕事効率を上げるためにはひじょーに大事ですよね。一般的にはあまり需要が無いのかもしれませんが、気になる方は一度試されてみてはいかがでしょうか。

後書き

もうちょっと更新頻度上げたいです。