【高校英語】文法・語法その2
高校英語の文法・語法の復習、第2回。
今回は、大学受験英語のバイブルとして知られる「英標」シリーズの一角、「英文法標準問題精講」から。誤文訂正問題を扱かう
。
以下の文には全て、文法的な誤りが含まれている。それを指摘し、正しい英文に修正しよう。
Whenは特定のある時点を尋ねる表現なので、現在完了形を用いるのはNG。よって、”When did you do it?”が正解。
live onとlive byの使い分けを問う問題。前者は「〜を食べて生きる、〜に依存して生活する」意味なのに対し、後者は生活の手段を表す。問題文では”rice”, すなわち食べ物が後に続くので、”We Japanese live on rice.”が正解。
逆にlive byを使う文としては、live by fishery→(漁業を生業として)生活するなどがある。
これは”Happiness cannot be bought with money.”が正解。byという前置詞の意味するところを正確に理解する必要がある。特にこのような受動態の文では注意が必要で、先の文を能動態に書き換えると”Money cannot buy happiness.”となるだろう。しかしmoneyはあくまで何かを購入するための道具であり、行為者として主体的に購入するのは人間である。このような場合にbyを用いるのは不適切なのだ。すなわち、受動態+byの文は能動態に書き換えてみて、byに続く語が動作主なのか?を検討する必要がある。
受験英語のお決まりのような問題。体の一部を掴むというような文の場合、体の部位には必ず定冠詞を用いる。したがって。”He caught me by the shoulder.” が正解。
apologizeのほかsuggest, explainなどは間接目的語を取ることはできない。例として、”I’ll explain you the rule.”は”I’ll explain the rule to you.”が正しい形になる。本問においても、“I apologize to you for forgetting our appointment.”が正解。
不定冠詞の位置を問う問題。so, as, too, howが先行する場合、不定冠詞は形容詞と名詞の間に置かれる。 例えば、
This is as wet a summer as I have ever known. (この夏は、私の知る中でもっともじめじめしている。)
I have never known so wet a summer as this. (こんなにじめじめした夏は知らない。)
How wet a summer! (なんてじめじめした夏なんだ!)
too wet a summer (湿っぽすぎる夏)
などが該当する。これに対し、suchやwhatが先行する場合、不定冠詞は形容詞の前に置かれる。
What a set summer! (なんてじめじめした夏なんだ!)
I have never known such a wet summer as this (こんなにじめじめした夏は知らない).
今回もひとまず6問。お疲れ様でした。